オーガニックハウス熊本のスタッフが
住まいの知識を紹介します。

家づくり成功の秘訣を知るべし!

家づくりの前に知っておくべきことや、
成功のための考え方について教えます。

家づくりが成功する人とは?

■ 家づくりが成功する人とは?vol.1

多くの方にとって家づくりは一生で一番高価でかつ重要な買い物の一つではないでしょうか。だからこそ絶対に失敗したくない!成功させたい! と思っていらっしゃることでしょう。
家づくりが上手くいく方、上手くいかない方 ここに傾向と対策があるとしたら?

これまで住まいづくりの営業担当として、または設計担当としてたくさんのお客様と関わってきました。 常にその方にとって最高の家づくりを実現していただきたい!という思いで取り組んでおりますが、残念ながらお客様ご自身の家づくりの進め方によって上手くいく傾向、上手くいかない傾向というものが確かにあるようです。 実際、住宅会社と契約をされる以前の部分で成否が決まっている場合もあるほどです。

家づくりを意識され始めてから情報収集、展示場の見学、住宅会社との面談など、色々な段階がありますが、家づくりが上手くいく人の傾向として、以下が挙げられます。

【家づくりが上手くいく人の傾向】
□自分自身で建物をたくさん見て歩き、質の違いを知ることが楽しいと感じる
□会社を選ぶとき、その会社の「家づくりの考え方」で判断する
□その会社で、実際建てた建物の自由性を知ろうとする
□家づくりは、設計と現場管理と職人が大切なことを知っている

いかがですか? 次に、一つ一つの内容について、掘り下げてみたいと思います。

■ 家づくりが成功する人とは?vol.2

住宅を検討されはじめたときに、まずは住宅展示場に行って情報収集をされると思います。でも、その情報ってほとんどが住宅メーカーの立場から自社の売りを伝える宣伝なんですね・・・A社では、耐震性を高める工法について、B社では断熱性について、C社では自然エネルギーを利用した工法について・・・それぞれの内容は、とても素晴らしいもので「なるほど!我が家にも取り入れたい!」と思われることと思います。このような情報収集の仕方は危険もはらんでいます。
あれもいい、これもいい・・となってしまい、結局何を選べばいいのか分からなくなってしまう。このような方は実はちょくちょくお見受けします。展示場まわり疲れといいますか、あまりに見すぎてよく分からなくなってしまったので家づくりのことはしばらく考えたくなくなってしまった。
このようなことにならないためには、ご自分なりのを持って展示場に行くことが大切です。

■ 家づくりの軸とは

住宅を検討する際の主なキーワードとしてどのようなものがあるでしょうか?たくさんありますが、集約していくと以下の7つのキーワードに集約されます。
1.デザイン
2.構造・性能
3.素材
4.設備機器
5.価格
6.保証・アフターメンテナンス体制
7.立地(土地から購入される場合など)
では、これらのキーワードを重視する順番に並べてみてください。優先順位を決めるイメージです。どれも大切な内容ですので迷いますよね。
順番なんてつけられない!という方もいらっしゃると思いますので、
この家づくり検討項目7箇条にどうやって優先順位をつけたらいいかお答えしたいと思います。

■ 家づくりの優先順位

例えば建築用地がなく、土地を取得されて住宅を建築される場合。土地(立地)を重視するか、家を重視するかで家づくりの進め方が変わってきます。
なぜかと申しますと家づくりにかけるトータルなご予算の中で、土地代と建物代の振り分けを行う際にどちらを重視されるのかで予算組が大きく変わってくるからです。
例えば、住みたい場所や土地の条件がどうしても譲れない、優先順位の一番である場合、お求めになる土地代の相場はおおよそ決まっています。諸費用を除く家づくりの総予算が3,000万円だとして、土地の相場が1500万円であったとすれば、建物にかける予算は、残りの1,500万円ということになります。この場合、1,500万円で建築可能な住宅に絞って、建物を検討していくことになります。
逆に、土地の条件よりは建物を重視される場合、ご希望される住宅が概ね2000万円程度かかり、先ほどと同じく総予算が3,000万円の場合、土地代としては1,000万円の予算ということになります。
この場合は、建築地のエリアや条件の幅を広げ、予算内の土地の中からよりよい土地を探すことになります。

このように、家づくりにおいての優先順位によって家づくりの進め方や情報の集め方が大きく変わってきます。土地がおありの場合でも、構造・性能やデザイン、素材など優先順位をつけておくとよいものがあります。住宅会社とお話しされるうちに優先順位は変わっていらっしゃるかもしれませんが、家づくりの計画をスタートされた初期段階で、ご家族の中で共通認識としてお持ちになっておかれないと後々意見のすれ違いとなりやすい部分となりますので、一度話し合われてみてください。
以下の7つのキーワードを参考にされてみてください。
1. デザイン
2. 構造・性能
3. 素材
4. 設備機器
5. 価格
6. 保証・アフターメンテナンス体制
7. 立地(土地から購入される場合など)

家を建てるにあたっての決まりごととは?

家を建てるためには土地が絶対必要です。でもその土地って本当に自分の理想どおりの家を建てることができるのでしょうか?さまざまな法律によって、その場所に建てられる建物にはいくつかの規制がされる場合があるのです。その法律の代表的なものが“都市計画法”。計画的な市街化開発・施設設備のあり方を定めて、暮らしやすい都市づくりを目的としています。みんなが好き勝手に建物を建ててしまったら、無秩序で住みにくい街になってしまいますので、住宅も街をつくる大事な要素のひとつとして、さまざまな規制がかかってくるのです。
ということで、都市計画法をメインとした、建物を建てるにあたっての必ず守らなければならない決まりごとについてお伝えします。
まずは、もっとも馴染みのある規制として建蔽率(けんぺいりつ)について。建蔽率は、敷地に対して建物が占めることができる面積の割合です。
たとえば、100㎡の土地で建蔽率が60%だったら…
「60㎡の家しか建てられない?」
と思われがちですが、あくまでも1階の面積が、というイメージです。ですので総2階で建築すれば、延床60㎡の家は建てられます。家を真上から見たときの土地に対する割合が60%ということです。

しかしながら、3階建て・4階建てにすれば制限なく大きな家が建てられるというわけではありません。
その理由は、「容積率」です。容積率とは、建物の延べ面積の、敷地面積に対する割合です。例えば容積率100%と指定された100㎡の敷地には、1階60㎡、2階40㎡、合計100平方メートルの建物が建築可能となります。
建ぺい率、容積率とも、その限度は都市計画によって定められていますが、いくつかの緩和規定が設けられ、建物の形状や立地条件などによって変わりますので、チェックしてみてください。

中身だけではなく外構のことも考える

外構とは、敷地内の家以外の工事を指します。たとえば、駐車場や門回り、敷地の境界やお庭のことです。
住宅を新築される場合、まず家そのものについてご検討されると思います。ですが、家族生活のことや生活の場のことを「家庭」というように家と庭は家族生活の両輪といってもいいと思います。特にマンションではなく戸建住宅を選択される場合にはお庭でバーベキューをされたり、小さな子供さんのいらっしゃるご家庭では夏はプールを出して遊ばれたりすることを思い描かれるのではないでしょうか。あるいは家庭菜園やガーデニングをしてみたいな、とお考えの方もいらっしゃることと思います。
また、家の外観を格好よくしたい、自分らしくしたいというご要望をよくいただきますが、家そのものの外観デザインをとても良くデザインしても、外構が建物を惹きたてるものとなっていなければ、せっかくの外観デザインも良さが半減してしまうといってもいいでしょう。逆に家の外観はシンプルでも、外構のデザインが家とマッチして美しければとても美しい外観になることもよくあります。

では、外構にどのくらいお金をかけるとよく見えるのか…といいますと、建物自体の工事費の1割~2割が目安になります。

また、外構の成否を決めるのは、まず家に合っているかどうか、家を引き立てているかどうかといえますが、もう一つ大切なことがあります。
それは、「ライフスタイルに合っているかどうか」です。
例えば、木一本とっても自然の中にあるようなナチュラル感のあるものもあれば、手入れがいらない木や園芸種のようなものまで様々です。木の手入れも、成長が遅く剪定がいらないもの、数年に一度の剪定でいいもの、毎年選定しなければいけないもの。花を植えるか、その花は多年草(毎年時期になると芽が出て花が咲くような草花)、一年草(1シーズンで枯れ、植え替えをする草花)のどちらか、芝を張るかどうか(芝を張ると必ず芝刈りが必要)など、植物とのかかわり方がご自身とのライフスタイルとあっているかは、けっこう大切なポイントだと思います。
外構のデザインやテイストのお好みも踏まえながら、自然とのかかわりを楽しみながら暮らされる、なるべく手間をかけないでいい庭にする、少しはお手入れできる、などご入居後のご生活を伺いながら、外構の打ち合わせを進めさせていただいています。

小さな家と大きな家どっちが良いか

家を建てるときに、「小さな家」と「大きな家」どちらがいいでしょうか?
一般的なイメージでは、大きな家の方がいいと思いますよね。
でもよく考えると、限られた予算の中で、小さく建ててその分中身を充実させるという考え方もあります。家の大きさが2坪違えば100万円前後の価格差が生まれます。その分の費用を、毎日家族が触れる床材やキッチン、あるいは気持ちよく過ごせるような庭造りに振り分ける、というのが小さく家を建てるメリットです。
ただ、やみくもに小さく作って毎日圧迫感を感じるのでは本末転倒です。
小さくても、空間は開放感があり、居心地のよい住まいでなくてはなりません。
そのためには、リビングを中心としたキッチン、ダイニング、その他のスペースをなるべく小さく区切らずにワンルーム的な間取りにしたり、天井の高さに変化をつけたり、窓のつけ方を工夫して、家の中と外の繋がりを演出したりする、設計的な工夫が必要です。
また、柱や壁だけではなく造りつけの家具を利用して空間を仕切るのもいいですね。

家づくりにかかる費用について

家づくりに関する総予算には、展示場などを見学に行かれて、この家は○○万円です、とか坪単価○円です。というご説明には含まれない費用もたくさんあります。
具体的に見てみましょう。まず、項目としては概ね次の5項目に分かれます。
1.建物本体工事費
2.建物付帯工事費
3.建物付属工事費
4.諸費用
5.土地取得費費(建築用地をお持ちでない方)

住宅会社によって、項目の名前や費用の分け方は異なりますが、最終的にかかる費用は同じですので、オーガニックハウスでの分類を例にご説明します。

1.建物本体工事

これは、建物そのものの価格で、基礎や柱や梁などの構造躯体、外壁や屋根、床など、それがないと家としての体を表さない基本的なものです。本体工事に含む内容は住宅会社によってかなり異なると思いますが、オーガニックハウスでは、キッチンやお風呂などの住宅設備機器や建物と一体的につながるウッドデッキ、塀なども含みます。住宅会社によっては、標準設計外(オプション)工事などの項目を本体工事と分けて表示されるところもあるようです。

2.建物付属工事費

これは、家本体ではないけれどもご生活する上では必要なもの。インテリアやエクステリア(外構)のことを指します。具体的には、
・照明工事
・置き家具
・造り付け家具
・カーテン工事
・空調工事
・家電
・外構
などがあります。これらの費用は、会社によっても違いますが、住宅メーカーでのご提案、工事をさせていただく場合とお客様ご自身でのご手配になる場合があるかと思います。
ちなみにオーガニックハウスではトータルコーディネートをお勧めしているため、すべてご提案させていただく場合も多いです。
ご自身で手配される場合でも、新しく購入されるのであれば予算をとっておく必要がありますので、もし住宅会社からの見積もりに上記の項目が含まれていない場合は、ご自身でおよその概算額を予算として足しておく必要があります。

3.建物付属工事費

これは、費用の項目として、ほぼ必ずかかる費用
・屋外給排水工事費
・地盤調査費用
・諸管理費
敷地状況によってはかかる費用
・水道引き込み工事費(水道管が敷地内に入っていない場合や古くて使えないとき)
・下水引き込み工事費(敷地内に下水道との接続枡が設けられていないとき)
・浄化槽設置工事費
・井戸工事費
・基礎補強工事費(地盤に必要な強さが足りない場合)
・電気引き込み工事費
・擁壁工事費
・盛土、整地工事費
おおよそ上記のような項目があります。
付属工事費は、家そのもの以外のライフラインや、地盤に関すること、安全に工事を行うための費用と思っていただけると良いかと思います。敷地によっては数百万円の予算がかかります。付帯工事費は家を建てるために必要な費用で、建築予定のお土地によってかかる費用が異なります。
付属工事でどのような項目がいくら必要になるのかは、住宅会社が行う敷地調査という調査によって行います。

ここまで、以下の3点についてお話してきました。
1.建物本体工事費
2.建物附属工事費
3.建物付帯工事費
その他に諸費用といわれる、建物とは直接関係ない費用があります。例えば登記費用や火災保険料、銀行から融資を受けるための保証料や手数料などが諸費用になります。
また、土地から購入される場合は、土地購入費用や不動産会社に支払う仲介手数料などもかかってきます。
これらをすべて合わせたものが家づくりにかかる費用となります。家以外にもたくさんお金がかかることがおわかりになるかと思います。このことを知らずに計画を進めていくと後で予算が足りなくなったり、当初の予算以上のお支払いをすることになりますのでご注意されてください。

住宅ローンっていくらぐらい借りられるの?

住宅ローンはかなり高額なお借入が出来るローンの種類ではあるのですが、その分貸し出しをしていただきます銀行さんにもリスクがついてきます。
そこで住宅ローンのお借入に関しては限度がもうけられているのをご存知でしたか?
限度の基準としましては、お借入される方のご所得に応じた(ご返済能力)限度が設定されております。
それではどのぐらいお借入ができるのか少しご説明いたしましょう。
たとえばご所得が「600万円(総所得)」だった場合についてです。
この方に必要な「一般生活費 その他費用:仮にA」とします。「その他にまわす事のできる費用:仮にB」とします。
仮定として A:B = 65%:35% とされるとします。(各金融機関さんによって異なります。)
Aは絶対費用なのでここに手を付ける事が出来ませんので、残りのBの範囲について返済能力の有無を確認していきます。
年収600万円であればそのBの枠は210万円(600×30%=210)となりますので年間に利用できるBは 210万円 となります。
それで、210万円を住宅ローンなどにあてがうことが出来る予算といたしますので、月々175,000円までのご返済が可能な能力となりますよね。
これよりお借入限度額を計算していく事となります。

次に、実際のお借入額について計算していきたいと思います。
先程の計算で月々175,000円(年間返済210万円)までの返済が可能との資産が出ておりました。
返済金額は金利によって異なってきますのでここでの仮定金利は3.5%程とさせていただきます。(こちらも金融機関さんによって差異があります。)この金利に関しては、計算金利と言いまして、住宅ローン金利が上がった時を想定して返済できるかどうかでお借入額を計算していくための金利でして、実際のお借入金利とは異なりますので注意が必要です。
これで全ての条件がそろいましたので計算してみます。
ご年収/600万円
年間返済可能額/210万円
計算金利/3.5%(年間100万円の返済額 ≒ 500000円/年)
借入期間/35年間

お借入可能額:100=210:5との関係が成り立ちます。
お借入可能額=210×100÷5=4200万円となります。
あくまで目安ですがご参考にされてください。

自然素材をうまく取り入れるべし!

意外と知らない、自然の力
良し悪しを活かして快適な住まいづくりを。

自然素材ってどんな感じ?

自然素材って取っても気持ちがいいですよね!。ふんだんに使ってつくられたお家に入ると、いい香り、空気も澄んで清々しい気持ちにもなります。その特徴について以下が挙げられます。

■ 自然素材の○なところ

① 体に優しい
木、石、紙、漆喰等は昔から住まいづくりに使われてきた建材。建材を固定する際にも化学接着剤を使わなかったので、シックハウス症候群とは無縁です。

② 調湿機能がある
木、紙、漆喰、珪藻土等は素材の性質として、湿度が高いときには湿気を吸収して、低いときには排出する性質があります。自然に空間を調湿してくれるので、季節を問わず湿度を一定に保ってくれるので、快適な住まいになります。

③ 環境にもやさしい
建材に自然素材を使うということは、建材製作時に排出されるCO2の量が少なくてすみます。また、木をふんだんに使うすまいづくりであれば、巡り巡って林業を活性化させ、山の荒廃に一石を投じる効果も。

④ 温もりある雰囲気
自然素材には、新建材(新しい材料・製法で作られた建材(合成樹脂を材料とするものが多いです))にはない温もりがあります。経年変化、歳月を経るごとにしっとりした空間になっていきます。

■ 自然素材の×なところ

① 素材の変形・変質
調湿機能があるため、自然素材は膨張と収縮を繰り返し、少しずつ変形していきます。塗り壁であればひびが入ったり、ムク材の床であれば隙間ができたりします。素材の性質を理解すれば、魅力のひとつとなりますね。

② ややコスト高
新建材は工場で大量生産されるため安価になります。自然素材は人件費などのコストがかかる分割高になります。予算に応じて新建材・自然素材をうまく組み合わせるのも上手な住まいづくりの1つかもしれませんね。

■ そもそも自然素材とは?

自然素材にはどのような種類があるのでしょうか?

1.石(用途:床・壁)
フランク・ロイド・ライトの落水荘ように、敷地内の自然石をそのまま建築に生かすこともありますが、一般的には石材タイルを加工したものを使います。最大の特徴は、空間に与える重厚感とダイナミックな雰囲気ですね。また、床に使えば、ひんやりとした冷たい感触となりますので、夏は快適極まりないです。もちろん冬は床暖房が必要になってきますが…、大理石、御影石、大谷石などが主に使われる石材ですね。特に、大谷石は、フランク・ロイド・ライトが帝国ホテル建築の際に使った石でもあります。

2.木(用途:床・壁・天井)
無垢の木材は熱を伝えにくい特性から、内装材としての最大の特徴は、触れたときに温もりが感じられることです。適度な弾力があるので、床材に使えば体に優しく、特有の香りは気持ちを癒してくれる効果もあります。また、色つやが経年変化するので、それも味わいとして楽しむことが大切ですね。建材としては、主に杉、パイン、オーク、檜などがあり、樹種によってその特徴が異なります。

3.土・漆喰(用途:壁)
壁に使われる土は、シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物を含まず、しかも空気中のホルムアルデヒドを吸着・除去する性質があります。骨材として、わらすさなどを混ぜれば、壁面に生じる細かな陰影が楽しめます。また、調湿、ニオイの吸着効果が高いので、室内の空気環境を快適に保ちます。敷地から出た土を加工して使うほか、珪藻土、シラスなどの商品としてもいくつかの種類があります。

4.紙(用途:壁・天井)
内装材としての紙は壁や天井に使われる和紙を指すことが多いです。日本家屋では古くから使われる内装材で、調湿性・通気性も高いため、湿度が高くカビが発生しやすい日本の風土にマッチしています。壁に貼る際にニカワを用いれば有毒ガスの発生もありません。麻などの植物繊維をすき込んだ和紙ならば、変化のあるテクスチャーも楽しめますね。塗り壁よりもコストが低いのも大きな魅力です。

5.塗料
① 自然塗料
国産品の代表格は柿渋、輸入品ならオスモカラーです。柿渋は主成分がタンニンで、古来防腐剤として使用されてきました。また、化学物質を吸着し抗菌効果もあります。オスモカラーはドイツ製でひまわりや大豆油を原料とする安全性の高い塗料です。

② ワックス
木材と保護とつや出しが目的なら、自然素材のワックスが安心ですし効果的です。国内ではミツバチの巣から取れたロウとエゴマ油を原料としたミツロウワックス、輸入品なら100%天然素材を原料としたオイルワックスのアロウという商品が一般的です。

■ 自然素材の塗料とは?

② ワックス
木の床や壁、天井の仕上げ材として天然素材のワックスや塗料が人気です。輸入物としては、環境安全基準が厳しいドイツ製品が有名ですが、日本にも古くから伝わる柿渋などがあります。これらの自然素材塗料は、どれも木材の表面に塗膜が生じるものではなく、ワックスのように浸透させるタイプのものです。汚れがつきにくく、耐水性もアップします。

木は鉄よりも火に強い?

皆様は、木は火に強いと思いますか?弱いと思いますか?確かに木は燃えます。が、木は鉄よりも火に強いのです!これは、木の性質によるのですが、木は火に接すると表面が炭化してきます。実際に、高さ45cm、幅18cmの集成材(梁)を30分燃やす実験で、外側が炭化することで、中まで燃えないことが実証されているのです!

さらに木と鉄の燃焼実験(5分)では、以下のようになっています。

イメージ的には火に弱そうなのですが、実は火に強い!しかも、その理由は、木自らが身を守るための性質、自然の摂理ではないかと思います。

鉄は人が手を加えて作ってますが、木その物は人の手でつくることはできません。自然に存在するものは非常に理に適っていて、そして美しく、我々を癒してくれます。自然のもの、花、木や貝殻を創り出すことはできませんが、出来る限り自然に近づく、調和することによって、「住み継がれるすまいづくりを通し、そこに住む人と街並みを豊かにする」。それがオーガニックハウスの理念です。

木のすまいの心地よさの秘密

■ 心地よさ~その1 優れた調湿機能!

木には、優れた調湿機能があります。木のお部屋では、冬に加湿しても湿度は約59%を保ち、夏に除湿しても湿度を約55%に保ちます。人間にとって最適な温度・湿度は、温度が18~24℃で相対湿度が40~60%と言われていますので、最適湿度を保っていると言えます。

なので、温度・湿度に敏感な赤ちゃんや小さいお子様でも、快適に過ごせますね。

木には、柱一本でビール瓶0.5~1本分の調湿能力があるのです!呼吸するように湿度を調整してくれているって、すごいですよね!

■ 心地よさ~その2 見えないイライラを防ぐ!

「超高周波音」という言葉をご存知ですか?人間に聞こえる音の範囲を超える超高音のことです。この、人の耳には聞こえない2万ヘルツ以上の「超高周波」は、自然の中の、木の葉のざわめきや、虫や鳥の声、水のせせらぎの音などに豊富に含まれています。だから、木陰で寝転がると、と~っても気持ちがいいんですね!最近の研究では、この「超高周波」をシャットアウトしてしまうと生理的に不快感をもち、逆にこれを耳にすると脳波に変化が生じ、アルファー波が発生し、精神的に安定することがわかってきました。

そんな「超高周波」をコンクリートは遮断してしまいますが、木材は適度に通すため、精神的にもリラックスするという効果が得られるというわけなのです!!さらに、木は有害な紫外線を吸収し、暖かさを感じさせる赤外線を人に快適な50~60%反射します。だから、木の反射光は目にも優しいのです。また、木は乾燥が進めば進むほど強度が増してきますので、木の寿命(耐久性)は1300年以上と言われています!

木と鉄とコンクリートの違い

木と鉄とコンクリートの違いについて、興味深い実験がありますので、ご紹介します。マウスを使った生存実験でそれぞれの結果が示されています。

静岡大学農学部による「木材の居住性評価動物実験(マウス実験)の結果」より、木製の飼育箱で生活するマウスの生存率が、金属やコンクリートの飼育箱の生存率より高い結果が出ています。これにより、木の住まいは、住む人に健康で快適な環境を創ってくれると言えます。木、鉄、コンクリートそれぞれに特徴があり、メリット、デメリットはありますが、木のメリットの一つの例として参考にしていただければと思います!

強度、断熱性(熱伝導率)等について

木は「火に強い」「人に優しい」とご紹介しました。そのほかにも、強度、断熱性(熱伝導率)等についてもかなり優れています!

「熱伝導率」とは「熱の伝わりやすさ」ですから、その値が小さいほど「熱が伝わりにくい=断熱性が高い」ということになるのです。

その他、引っ張り、圧縮、曲げの力に対する強度も、鉄・コンクリートと比べても同等もしくはそれ以上に高い数値を示しており、バランスが取れています。自然が作り出した素材、昔から使い続けられ、現在も住宅の約80%が木でつくられているのも納得ですね!

木の弱点とは?

これまで、木の素晴らしい特性を紹介してきました。でも、当然ですが、木にも弱点があります。それは、「湿気」「シロアリ」「木材腐朽菌」です。

木の中に水分がどれだけ含まれているかということを「含水率」(がんすいりつ)と言います。
この含水率が上表のように、20%を超えると木を腐らす「木材腐朽菌」が、そして、25%を超えると「シロアリ」が発生しますので、湿気がこもる環境になると、「木材腐朽菌」や「シロアリ」の被害を受け、脆くなってしまいます。
ですから、木造の住宅においては、湿気対策というのはとても重要となるわけですね!。反対に、この「含水率」が0%に近づけば近づくほど、木の強度は増してきます。以前もご紹介しましたが、西暦761年に建立され、1250年以上経った正倉院が今もなお現存しているのもそれが理由ですね。(なんと、木の寿命(耐久性)は1300年以上です!)

木造住宅の弱点である「湿気」への対策は、換気の技術、ペアガラスなどの建材の進化等、現在の木造建築の先進技術によって様々な形でとられています。そういった意味では、技術が進んだ現在における木造建築はとっても安心してお住まいいただけると言えます。

ちょっとひといき 住まいづくりトリビア

つくるからこそ気になる、
知っててちょっといいことを教えます。

水道のレバーの種類

皆さんの今お住まいのお家は、「上げたら出ます」「下げたら出ます」のどちらですか?何の話かと言うと・・・「蛇口」の話です。今の蛇口は、レバーを「上げたら水出ます」タイプ。

昔の蛇口は、「下げたら水出ます」タイプ。

なんでこうなったのでしょうか?全く逆のタイプに変更になったきっかけは、「阪神淡路大震災」だと言われています。震災の際、物が落ちて蛇口にあたり、水やお湯が出しっぱなしになったことが問題となったようです。人間工学的・動作的には「下げたら出ます」タイプが理にかなっているそうですが・・・。筆者も、たまに実家に帰ったときに水を止めようと思って下げたら、大量に水が出て、水浸しになった経験があります。そのときは軽く混乱していたのですが、そういうことだったのですね。
ちなみに、「ひねれば出ます」タイプは、今も昔も一緒ですね!